採用サイトの作り方|中小企業が応募を増やす構成と費用

採用サイトの作り方は、「誰に来てほしいか」を決め、その人が知りたい情報を順番に並べるのが基本です。求人媒体に広告費をかけても応募が来ない。来ても定着しない。人手不足に悩む中小企業から、こうした声を私たち制作会社は本当によく聞きます。
その原因の多くは、自社のことを深く伝える「受け皿」がないことにあります。求人媒体は入口をつくりますが、応募を決めるのは「この会社で働きたい」と思えるかどうか。その判断材料を用意するのが採用サイトの役割です。
この記事は、運送・ビルメンテナンス・士業などのサイトを手がける株式会社KOKUが、中小企業のための採用サイトの作り方を解説します。構成・コンテンツ・費用・運用まで具体的に。社員インタビューの質問リストや、応募フォームの項目数の目安まで、そのまま使える形で書きました。
この記事でわかること
- 採用サイトとは何か、求人媒体との違いと役割分担
- 中小企業に採用サイトが必要な理由と、応募が増える構成
- 載せるべきコンテンツと、社員インタビューの具体的な取り方
- 応募フォームの項目数、スマホ最適化、制作の流れと費用
- 公開後の運用と効果測定、よくある失敗、制作会社の選び方
「求人媒体に頼りきりの採用から抜け出したい」という中小企業の経営者・採用担当の方は、ぜひ最後までご覧ください。
採用サイトとは?求人媒体との違いと役割分担
採用サイトとは、求職者に向けて自社の魅力や働き方を伝える専用のホームページです。会社案内が取引先向けなのに対し、採用サイトは「これから働く人」だけを見て作ります。
目的は、応募を増やすことと、入社後のミスマッチを減らすことの2つ。仕事内容や社風を正直に伝えるほど、「思っていたのと違う」という早期離職を防げます。採用サイトは、集めるだけでなく見極めてもらう場でもあるのです。
会社サイトとの違い
コーポレートサイトは取引先・顧客・株主など、幅広い相手に会社の信用を伝えます。一方、採用サイトは求職者一人に絞り、「働く自分」を想像できる情報だけを厚く載せます。相手が違えば、見せる中身も変わるということです。
求人媒体との役割分担
採用サイトと求人媒体は、どちらが優れているという話ではありません。役割が違うので、組み合わせて使うのが正解です。
| 項目 | 求人媒体 | 採用サイト |
|---|---|---|
| 主な役割 | 求職者との出会い(入口) | 魅力を深く伝える(受け皿) |
| 情報量 | 枠が決まっていて限られる | 自由に厚く載せられる |
| 費用 | 掲載ごと・成果ごとに発生 | 作れば繰り返し使える |
| 独自性 | 他社と同じ枠で横並び | 自社らしさを出せる |
| 止めたとき | 掲載終了で消える | 公開している限り残る |
理想は、求人媒体やハローワーク、SNSで見つけてもらい、詳細は採用サイトで確認して応募という流れです。媒体の限られた枠では伝えきれない部分を、採用サイトが補います。
求職者は応募前に、必ずと言っていいほど会社名で検索します。そのとき採用サイトがなければ、判断材料がないまま候補から外れる。これが機会損失の正体です。
中小企業にこそ採用サイトが必要な3つの理由
知名度で大手に勝てない中小企業ほど、採用サイトの効果は大きくなります。理由は次の3つです。
- 知名度の差を埋められる:社名で知られなくても、中身で「働きたい」と思ってもらえる
- 広告費を抑えられる:媒体費や紹介料に頼りきらず、自社サイトから応募を受けられる
- ミスマッチが減る:社風や仕事を正直に伝え、早期離職と採り直しコストを防ぐ
人手不足が深刻な業種ほど「応募の入口」が命綱です。採用サイトは一度作れば24時間働く採用担当になります。求人媒体のように、掲載を止めれば消えるものではありません。
回収の考え方
採用サイトの費用は、「制作費÷1名あたりの採用コスト=何名採用できれば回収か」で判断できます。人材紹介の手数料や媒体費が1名あたり30万円かかっている会社なら、初期30万円のサイトで1名採れた時点で回収です。
この計算をすると、金額の高い安いより「自社サイト経由で年に何名採れそうか」が判断軸になります。年1名でも十分ペイする会社は多いはずです。
応募が増える採用サイトの基本構成
採用サイトは、求職者が読み進める順番で並べると応募につながります。おすすめの基本構成が次の流れです。
- メッセージ:どんな会社で、誰に来てほしいかを最初に伝える
- 仕事内容:一日の流れや具体的な業務で、働く姿を想像させる
- 社員・先輩の声:先に働く人の言葉で不安をやわらげる
- 待遇・福利厚生:給与・休日・制度を正直に見せる
- 募集要項・応募フォーム:迷わず応募まで進める導線
ポイントは、「不安を減らしてから、応募に誘う」順番です。いきなり条件だけを並べても、人の心は動きません。共感から入り、最後に背中を押すのが応募の増える採用サイトの作り方です。
順番を間違えたときに何が起きるかも知っておいてください。最初に募集要項を置くと、条件が合わない人はそこで離脱します。条件だけで比べられると、給与の高い会社に必ず負けます。中小企業が勝てるのは「人と仕事の見せ方」なので、そこを先に読ませる設計にします。
採用ブランディング:自社の魅力を何で伝えるか
採用ブランディングとは、他社ではなく自社を選ぶ理由を、言葉と写真で示すことです。難しく考える必要はありません。次の4つの切り口で洗い出します。
- 仕事のやりがい:この仕事で誰の役に立ち、何が誇りになるか
- 人・チームの雰囲気:一緒に働く人の顔と関係性が見えるか
- 成長の道筋:未経験からどう一人前になれるか
- 働きやすさ:休日・残業・子育て両立など、暮らしとの両立
大切なのは、盛らないことです。実際の現場写真と、社員の生の言葉ほど強い説得力はありません。無理に大手風を装うより、等身大の魅力を丁寧に伝えるほうが、自社に合う人が集まります。
魅力が思いつかないときの探し方
「うちに特別な魅力なんてない」という会社は多いです。そのときは、今いる社員に「なぜ辞めずに続けているのか」を聞いてください。採用担当が考える魅力と、実際に働く人が感じている魅力は、たいてい違います。
「社長が現場を分かっている」「無理なシフトを組まれない」「聞けば教えてもらえる」。こうした地味な答えほど、求職者には効きます。他社が言えないことこそが、自社の魅力です。
採用サイトに載せるべきコンテンツ一覧
ここからは、載せるべきコンテンツを1つずつ見ていきます。すべて揃える必要はありません。上から優先度の高い順です。
予算やスケジュールが限られている場合は、上から順に切っていってください。最初の3つさえあれば、採用サイトとして機能します。
| 優先度 | コンテンツ | 無いとどうなるか |
|---|---|---|
| 1 | 仕事内容・一日の流れ | 働く姿が想像できず、応募の判断ができない |
| 2 | 募集要項・応募フォーム | 応募したくてもできない |
| 3 | 社員・先輩の声 | 不安が消えず、条件だけで比較される |
| 4 | 給与・待遇・福利厚生 | 曖昧だと不信感につながる |
| 5 | キャリアパス・教育制度 | 未経験者が応募をためらう |
| 6 | よくある質問(FAQ) | 問い合わせが増える。応募のハードルが残る |
仕事内容・一日の流れ
求職者が最も知りたいのは「毎日どんな仕事をするか」です。抽象的な説明でなく、朝から夕方までの一日の流れを具体的に。写真や短い動画があれば、働く自分を想像しやすくなります。
書き方のコツは、時刻を入れることです。「8時 出社・朝礼」「8時30分 積み込み」のように時刻付きで並べると、拘束時間や1日のリズムが一目で伝わります。求職者が本当に知りたいのは業務名ではなく、自分の生活がどうなるかです。
給与・待遇・福利厚生
給与レンジ・昇給・賞与・休日数・各種手当を正直に示します。曖昧にすると不信感につながります。福利厚生は制度名の羅列でなく、実際にどう使われているかまで書くと魅力が伝わります。「育児休暇あり」より「昨年2名が取得し、2名とも復帰しています」の方が、はるかに強い情報です。
社員・先輩の声(インタビュー)
採用サイトで最も効くのが、先輩社員の声です。入社理由・大変だったこと・やりがいを本人の言葉で。顔写真つきの実名ほど信頼されます。求職者は「自分と近い人」の言葉に心を動かされます。
キャリアパス・教育制度
未経験でも始められるか、どう成長できるかは重要な判断材料です。入社後の研修、資格取得支援、数年後のモデルケースを示すと、長く働く姿を描いてもらえます。特に若手や未経験者に効果的です。
制度が整っていない会社でも書けます。「入社1ヶ月は先輩と2人1組で動く」「3ヶ月目から一人で回れるようになる」といった実際の育て方を、そのまま書けば十分です。立派な研修制度より、こうした具体的な段取りの方が求職者は安心します。
募集要項
職種・雇用形態・勤務地・勤務時間・給与・応募資格を一覧で整理します。求職者が条件を最終確認する場所です。過不足なく正確に書くことが、応募後のトラブル防止にもつながります。
書き方で差がつくのは給与の表記です。「月給25万円〜」だけだと、求職者は下限で判断します。基本給と手当の内訳、想定される残業時間、モデル年収まで書くと、比較の土俵に乗れます。書けない事情があるなら、面談で必ず説明する旨を添えてください。
もう1つ、募集を止めたときに「募集終了」と明記する運用も決めておきます。停止中の職種が載ったままだと、他の職種の情報まで古く見えます。掲載を消すのではなく、状態を書き換えるのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
「未経験でも大丈夫?」「面接は何回?」など、応募前の不安に先回りで答えます。問い合わせの手間を減らし、応募のハードルを下げる効果があります。実際に聞かれた質問をそのまま載せるのが近道です。
思いつかない場合は、面接で毎回聞かれる質問を思い出してください。「入社後どれくらいで一人前になれますか」「体力的にきつくないですか」「家庭の事情で休めますか」。面接で答えている内容は、そのままFAQになります。
選考の流れも書いておくと、応募のハードルが下がります。応募から内定まで何日かかるか、面接は何回か、私服で行ってよいか。この3つは応募をためらう典型的な理由なので、先に答えておくと効きます。
応募導線(エントリーフォーム)
どれだけ良い内容でも、応募しにくければ意味がありません。入力項目は最小限にし、スマホで数分で完了できるフォームを。電話やLINEなど、複数の応募方法を用意すると取りこぼしが減ります。
社員インタビューの取り方(そのまま使える質問リスト)
社員インタビューは、採用サイトで最も効くのに、最も止まりやすい工程です。「何を聞けばいいか分からない」で止まる会社が多いので、質問リストをそのまま置いておきます。1人あたり30分で終わります。
- 入社前は何をしていましたか。なぜこの会社を選びましたか
- 入社して最初の1ヶ月、何が大変でしたか
- それはどうやって乗り越えましたか。誰が助けてくれましたか
- この仕事で「やっててよかった」と思った瞬間はいつですか
- 1日の流れを、朝起きてから帰るまで教えてください
- これから入る人に、正直に伝えておきたいことはありますか
特に効くのは2番と6番です。大変だったことと、正直に伝えたいことを載せている会社は、ほとんどありません。だからこそ信頼されます。良いことしか書いていないインタビューは、求職者に読み飛ばされます。
誰に聞くか
取材する人選も結果を左右します。採ってほしい人物像に近い社員を選んでください。未経験者を採りたいなら未経験入社の社員、若手が欲しいなら20代の社員。ベテランの言葉は立派でも、求職者は自分を重ねられません。
人数は3名が目安です。1名だと「たまたまその人が良いだけ」に見え、5名を超えると読まれません。年代・職種・入社年次がばらけるように3名選ぶと、多くの求職者が誰かに自分を重ねられます。
業種別に見る採用サイトの見せ方のコツ
人手不足の業種でも、求職者が不安に思うポイントは業種ごとに違います。自社に近い例を参考にしてください。
| 業種 | 求職者の不安 | 見せ方のコツ |
|---|---|---|
| 建設・職人系 | 危険そう、技術が身につくか | 安全体制と技術の習得手順を写真で。独立支援があれば明記 |
| 介護・福祉 | 人間関係、シフトの負担 | チームの様子とシフト実例。資格支援を具体的に |
| 運送・物流 | 報酬の実態、拘束時間 | 報酬モデルと1日の流れを正直に。未経験サポートを明示 |
| 店舗・サービス | シフトの自由度、暮らしとの両立 | 店の雰囲気とシフト実例。働く時間帯の選択肢を示す |
| 製造・工場 | 力仕事か、作業環境 | 実際の作業環境の写真。女性や年配の社員の様子も |
共通するのは、求職者が「きつそう」と感じる不安を先回りで解消することです。隠すのではなく、実態と対策をセットで見せると信頼につながります。運送・軽貨物の具体例はドライバー採用サイトの作り方と軽貨物のホームページ制作で詳しく解説しています。清掃・ビルメンテナンスなら清掃業のホームページで集客する方法もどうぞ。
スマホ最適化と応募フォームが応募数を決める
採用サイトを見る求職者の多くは、通勤中や休憩中にスマホで見ています。スマホで見づらいサイトは、その時点で離脱されます。ここは費用や見た目より優先すべき土台です。
- 文字が小さすぎず、片手でスクロールして読める
- 表示が速い(画像が重いと待たずに離脱される)
- 応募ボタンが常に押しやすい位置にある
- 電話番号をタップすればそのまま発信できる
応募フォームは項目を削るほど応募が増える
フォームの入力項目は、少ないほど応募が増えます。まず応募を受け、詳しい話は面談で聞くと割り切ってください。
| 項目 | 必要か | 理由 |
|---|---|---|
| 氏名 | 必須 | 連絡に要る |
| 電話番号またはメール | 必須(どちらか1つ) | 両方必須にすると離脱が増える |
| 希望職種 | 必須(職種が複数なら) | 選択式にする |
| 住所 | 不要 | 面談で聞けばよい |
| 職務経歴・志望動機 | 不要 | ここで手が止まる。面談で聞く |
| 履歴書の添付 | 不要 | スマホでは用意できない |
制作会社に依頼する際は、「スマホでの見え方を最優先で作れるか」を必ず確認しましょう。PCで整っていても、スマホで崩れるサイトは少なくありません。検収のときは、必ず自分のスマホで全ページを開いて確認してください。
採用サイトの作り方【7ステップ】と自社で準備するもの
実際の制作の流れを7ステップで整理しました。自社で準備すべきことも見えてきます。
- ターゲット設定:どんな人に来てほしいかを言語化する
- 強み・魅力の棚卸し:自社ならではの魅力を洗い出す
- 構成・設計:載せる内容と順番を決める
- 取材・原稿・撮影:社員の声と現場写真を集める
- デザイン:業種と社風に合った世界観を作る
- 実装・フォーム設置:スマホ対応と応募フォームを整える
- 公開・運用:募集情報を更新しながら改善を続ける
制作期間の目安と、遅れる原因
小規模な採用ページで1〜1.5ヶ月、社員インタビューを作り込む本格的な採用サイトで2〜3ヶ月が目安です。
最も遅れるのは4番の取材・撮影です。社員の予定が合わない、誰に頼むか決まらない、といった理由で数週間止まります。着手前に取材する3名と実施日を決めてしまうと、この工程は一気に進みます。
依頼前に自社で用意しておくもの
- 採ってほしい人物像(年代・経験の有無・通勤圏)
- 募集要項の正確な内容(給与レンジ・休日数・手当)
- 取材する社員3名と、実施できる日
- 現場・社員の写真(スマホ撮影でも、明るい場所ならかなり使えます)
- 応募を受ける担当者と、連絡先
採用サイトの制作費用の目安【早見表】
採用サイトの費用は、1ページ完結型で初期5万〜20万円、本格サイトで初期30万〜80万円が目安です。規模と依頼先で大きく変わります。
| タイプ | 初期費用 | 月額(保守・運用) | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 1ページ完結型 | 5万〜20万円 | 0〜1万円 | まず採用の受け皿を持ちたい |
| サブスク型 | 0〜5万円 | 5千〜1万円 | 初期を抑えて早く公開したい |
| 本格採用サイト | 30万〜80万円 | 1万〜2万円 | 社員インタビュー等を作り込む |
| 大規模・多職種 | 80万円超 | 2万〜3万円超 | 複数拠点・職種が多い企業 |
費用が上がる主因は社員インタビューの本数と撮影の有無です。3名分の取材と撮影を入れると、それだけで20万〜40万円ほど動きます。逆に、原稿と写真を自社で用意できれば相場の下限で作れます。ホームページ全体の費用感はホームページ制作費用の相場にまとめています。
採用サイトは自作と外注どちらで作るべきか
| 自作 | 外注 | |
|---|---|---|
| 費用 | 安い(月数千円〜) | 初期5万〜30万円が中心 |
| 手間・時間 | 大きい(本業を圧迫) | 少ない |
| 取材・撮影 | 自力で行う必要 | プロに任せられる |
| 応募の設計 | 自分で学ぶ必要 | プロが導線を設計 |
「まず簡単な採用ページを」なら自作もありです。ただし、社員インタビューの取材や応募導線の設計はプロの領域。応募を本気で増やしたいなら、外注が結果的に近道になります。
判断の目安は、社内に「取材して文章にできる人」がいるかどうかです。ページを作る作業自体は自作サービスで何とかなります。止まるのはいつも原稿です。ここを自社で回せないなら、外注した方が早く公開できます。
自作でよいかの判定チェック
次の項目に3つ以上当てはまるなら、自作から始めて構いません。1つ以下なら外注を検討してください。
- 社内に文章を書ける人がいて、その人に月10時間ほどの余裕がある
- 募集職種が1つで、条件もしばらく変わらない
- 社員インタビューは当面載せないと決めている
- 今すぐ応募が必要なわけではなく、時間をかけて育てられる
- 求人媒体からの応募がまだ一定数あり、受け皿として持つだけでよい
逆に「今期中に3名採りたい」のような期限がある場合、自作は間に合わないことがほとんどです。作る期間に加えて、改善しながら応募が来るまでの時間が必要になるためです。
公開後の運用と効果測定(募集情報の更新が命)
採用サイトは「作って終わり」ではありません。むしろ公開後の更新こそが成果を分けます。放置されたサイトは、求職者に不信感を与えます。
- 募集要項の更新:募集停止中の職種を載せたままにしない
- 社員の声の追加:新しい入社者の声で鮮度を保つ
- お知らせ・ブログ:日々の様子を発信し、会社の今を見せる
- 応募データの確認:どこで離脱しているかを見て改善する
見るべき数字は3つだけ
| 見る数字 | 下がっているときの原因 | 打ち手 |
|---|---|---|
| サイトを見た人数 | そもそも見つけられていない | 求人媒体・SNS・名刺にURLを載せる |
| 応募フォームを開いた人数 | 内容で「働きたい」と思われていない | 社員の声と一日の流れを厚くする |
| 実際に応募した人数 | フォームで手が止まっている | 入力項目を削る、電話・LINEも用意する |
この3つのどこで落ちているかが分かれば、打ち手は自動的に決まります。契約前に、自社で更新できるか、更新代行の範囲はどこまでかを必ず確認しましょう。募集条件は変わるものです。更新のたびに費用が発生する契約だと、結局は割高になります。
公開しても応募が来ないときに疑う順番
公開直後は、まず「そもそも見られているか」から疑ってください。順番を間違えて内容の作り直しから始めると、時間もお金も無駄になります。
- URLが届いているか:求人媒体の原稿・ハローワークの備考欄・名刺・封筒・車両にURLを載せる
- 会社名で検索して出るか:出てこないなら、まず検索結果に載せる作業が先
- スマホで読めるか:自分の携帯で開き、応募ボタンまで指が届くかを確認
- 内容で不安が消えるか:ここで初めて社員の声や一日の流れを厚くする
公開して1〜2ヶ月は、応募数より見られている人数の推移を見てください。人数が増えていないうちに文章を直しても、効果を測ることができません。
よくある5つの失敗と、制作会社の選び方
| よくある失敗 | 何が起きるか | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 会社案内の使い回し | 求職者目線がなく、働く姿が見えない | 採用サイトは求職者だけを見て作る |
| いいことしか書かない | 入社後のギャップで早期離職につながる | 大変なことも正直に書く |
| スマホ対応が甘い | 見づらくて応募前に離脱される | 検収時に自分のスマホで全ページ確認 |
| 応募フォームが面倒 | 入力項目が多すぎて途中で諦められる | 氏名・連絡先・希望職種の3項目に絞る |
| 公開後に放置 | 募集中か不明で不信感を与える | 更新担当と頻度を公開前に決める |
裏を返せば、求職者目線・正直さ・スマホ・簡単な応募・更新の5点を押さえれば、大きな失敗は避けられます。豪華さより、この基本の徹底が応募数を左右します。
制作会社の選び方チェックリスト
- 採用サイトや自社の業種に近い制作実績があるか
- 社員取材や撮影までサポートしてくれるか
- 見積もりの内訳が明確か(初期・月額・追加費用)
- 公開後の更新・サポートの範囲が分かるか
- 契約の縛り(最低利用期間)や解約条件は妥当か
特に大事なのは、「応募を増やす設計」を一緒に考えてくれるかです。選び方の詳しい手順はホームページ制作会社の選び方にまとめています。
制作事例とKOKUの採用サイト制作料金
当社が制作した株式会社光政(さいたま市・軽貨物運送)のサイトは、「仕事で青春」というコンセプトで、ドライバー採用に振り切った設計にしています。堅くなりがちな運送業を、若い世代が応募したくなる見た目に仕上げました。
また株式会社KAIEM(兵庫・岡山・トータルビルメンテナンス)は、信頼感のあるデザインで会社の顔を整えつつ、採用も見据えた設計にしています。業種や目的が違っても、共通するのは「誰に来てほしいか」を軸に作ることです。詳しくはビルメンテナンスのホームページ制作もご覧ください。
採用サイトは、競合のデザインがまだ弱い業種が多い分野です。だからこそ、きちんと設計されたサイトは、それだけで採用の差になります。
KOKUは「初期5万円+月額5千円」の明朗会計でホームページを制作しています(ポッキリ.com)。長期の縛りはありません。制作実績は17社以上。AI(Claude Codeなど)を道具として使い、速く・安く・作り込むのが強みです。見積もりや相談は無料。強引な営業は一切しません。
まとめ
- 採用サイトの作り方は、ターゲットを決め、知りたい情報を順番に並べるのが基本。
- 求人媒体は入口、採用サイトは受け皿。組み合わせて使う。
- 社員インタビューは3名・年代と職種をばらけさせる。大変だったことも聞く。
- 応募フォームは氏名・連絡先・希望職種の3項目に絞る。
- 公開後は閲覧数・フォーム到達・応募数の3つだけ見て改善する。
「何から手をつければいいか分からない」という段階でも構いません。お問い合わせから、自社の場合に何を用意すればよいかだけでもお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 採用サイトと求人媒体はどう違いますか?
求人媒体は求職者と出会う「入口」、採用サイトは魅力を深く伝える「受け皿」です。役割が違うので、媒体で見つけてもらい、採用サイトで応募を決めてもらう形が理想です。
Q. 中小企業でも採用サイトを作る意味はありますか?
あります。知名度で大手に劣る中小企業ほど効果が大きいです。中身で魅力を伝えられ、広告費を抑え、ミスマッチによる早期離職も減らせます。求職者は必ず会社名で検索します。
Q. 採用サイトに最低限載せるべきものは?
仕事内容・給与や待遇・社員の声・募集要項・応募フォームが基本です。特に社員インタビューと、スマホで簡単に応募できる導線は応募数に直結します。
Q. 採用サイトの制作費用の相場はいくらですか?
目安は、1ページ完結型で初期5万〜20万円、社員取材を作り込む本格サイトで初期30万〜80万円です。相場は年度や依頼先で変わるため、初期と月額の総額で比べてください。
Q. 採用サイトは公開後に何を更新すればいいですか?
募集要項の最新化、新しい社員の声の追加、日々の様子のお知らせ発信が基本です。放置は不信感につながるため、自社で更新できるか制作会社に事前に確認しましょう。
Q. 社員インタビューは何名載せればいいですか?
3名が目安です。1名だと「たまたまその人が良いだけ」に見え、5名を超えると読まれません。年代・職種・入社年次がばらけるように選ぶと、多くの求職者が誰かに自分を重ねられます。
Q. 応募フォームの入力項目は何個が適切ですか?
氏名・連絡先・希望職種の3項目を基本にしてください。住所・職務経歴・志望動機・履歴書の添付は、その場で手が止まる原因になります。詳しい話は面談で聞くと割り切るのが応募数を増やすコツです。
この記事を書いた会社:株式会社KOKU
株式会社KOKUは、初期費用5万円+月額5千円でホームページ制作を提供する制作会社です。明朗会計の「ポッキリ.com」(長期の縛りなし)を運営しています。運送・ビルメンテナンス・士業・パーソナルジムなど、幅広い業種のサイトを手がけてきました(制作実績17社以上)。採用サイトの相談も無料で承ります。